世界メンタルヘルスデーに考える“心のメンテナンス”

婚活を頑張っているのに、最近なんだか疲れた——。
そんな気持ちを抱えていませんか？

婚活も仕事も全力で頑張る人ほど、実は「婚活疲れ」に陥りやすいものです。
理想を追い、努力を続け、結果を出そうとするほど、心はオーバーヒートしやすくなります。

今日、2025年10月10日は世界メンタルヘルスデー。
この機会に、心をリセットしながら婚活と仕事を両立するための考え方を整理してみましょう。

婚活疲れとは？7割が感じる「心のすり減り」

IBJの調査によると、婚活を続ける中で約7割の人が“婚活疲れ”を経験しています。

特に仕事をしながら婚活している人は、
「時間がない」
「返信が面倒」
「感情の波に疲れた」
といった理由で疲弊しやすい傾向があります。

たとえば、平日夜にオンラインお見合いを入れても、会話の途中で頭が真っ白になったり、休日にデートの予定が入っても「家で寝ていたい」と思ってしまう。

それは怠けではなく、心のエネルギーが限界に近づいているサインです。

婚活疲れとは、努力の結果が見えにくくなったときに起きる“心の燃え尽き”現象。
放っておくと「もう誰にも会いたくない」と感じるようになってしまいます。

では、なぜ多くの人がこの“婚活疲れ”に陥ってしまうのでしょうか？

仕事でも婚活でも成果を出したい人ほど、無意識に自分を追い込んでしまいます。
「もっと努力しなきゃ」
「次こそは理想の相手を見つけなきゃ」
と思うたび、心の余白がなくなっていきます。

ある女性の例では、平日は残業続き、夜はアプリでメッセージを返信。
「相手を不快にさせないように」と気を張り続けた結果、
2か月で男性と話すこと自体がつらくなったと感じたそうです。

SNSや周囲の結婚報告を見て、
「自分だけ遅れている」
「みんな幸せそう」
そんな風に感じた経験、ありませんか？

同年代の友人が次々に結婚して焦っていたとしても、うまくいかない時期もあります。
人生のスピードは人それぞれ。
誰かと比べるたび、自分のペースを見失ってしまうのです。

頑張ることに慣れている人ほど、
「休む＝怠ける」
と感じやすいもの。

でも本当は、休むことも立派な前進。

実際、私自身も本業・副業・資格勉強を詰め込みすぎて、
まる一日休息を取る日がありませんでした。
でもある日、
「今日は勉強をやめよう」
「SNSを見ない」
と決めて過ごしてみたら、
心がふっと軽くなったのです。

休むことは、前に進むための準備。
それを忘れてはいけません。

「結婚しなきゃ」
「成功させなきゃ」
と意気込みすぎると、出会いが「タスク化」します。

まずは「人と話してみよう」くらいの気持ちで、自然体の自分で臨んでみてください。
気が合わなくても「話してみてよかった」で十分です。

婚活も仕事も、他人と比べるほど苦しくなります。

今日一日を自分軸で振り返ってみましょう。
「仕事で褒められた」
「美味しいランチを食べた」——
その小さな積み重ねが、婚活のエネルギーになります。

「休み＝怠け」ではなく、「充電の時間」として予定に組み込みましょう。
カレンダーに“心のメンテ時間”を確保するだけで、モチベーションは驚くほど変わります。
何もせず、好きな音楽を聴くだけでも大丈夫。
心のバッテリーが回復すれば、次の出会いにも前向きになれます。

婚活もキャリアも、一人で抱え込むと視野が狭くなります。
3分だけでも、紙に今の気持ちを言葉にして書き出してみてください。
“なぜ疲れたのか”が少し見えてくると、次の行動が自然に決まります。

私自身、キャリアと婚活の両立に悩んだ経験をもとに、キャリア＆婚活カウンセラーとして相談を行っています。

無理せず、焦らず、あなたのペースで。
その先に、きっと“心から笑える出会い”が待っています。

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あなたの「婚活疲れ」は、頑張ってきた証です。
その努力を否定せず、少しだけ優しく受け止めてあげてください🍀

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代表カウンセラー　澤木なおみ